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カメラベースのコードリーダ

ジックが販売開始、初年度1000台を計画


ジックの「レクター・620・プロフェッショナル」
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 ジック(東京都新宿区新宿5-8-8、TEL 03-3358-1341、田冨正大社長)は、カメラベースのコードリーダの「Lector 620 Professional(レクター・620・プロフェッショナル)」の販売を開始した。価格はオープンで、初年度1000台の販売を計画している。

回転型コネクタで簡単設置

 新製品は、製造ラインのトレーサビリティ管理や部品の入出荷登録などに利用されるバーコードや二次元コード及びダイレクトパーツマーキング(DPM)を、高精度・高速読み取りできるのが最大の特徴。

 読み取り速度は、移動体に対しては最大240メートル/分と高速で、低品質のコードでも高精度に対応できる。

 また、フレキシブルな回転型コネクターユニット付きの小型の筐体で設置スペースの確保も容易で、保護構造もIP65(オプションでIP67)に対応しており、過酷な環境下でも使用可能。

 通信方式は、シリアル、イーサネット、プロフィネット、プロフィバス、CANなどの各種インダストリアルネットワークをサポートできる。

 さらに、読み取りコードは、1Dバーコード、2Dスタックトコード、2Dデータマトリックスコード、QRコード、PDF417、DPMなどが可能。

 その他、電気的ティーチフォーカス調整、ライブイメージ、オートセットアップおよびオート適応、エーミングレーザ(クラス1)など、簡単なセットアップによるトレーニングや設置時間の削減が図れ、導入を容易に実現できる。

 主な用途はFAをはじめ、電子基板(PCB)実装ライン・医薬品・医療検査機器組み込み、自動車部品製造ライン、生物・化学用自動分析、食品・飲料製造、梱包ラインなど。

 昨今、工業製品の現場にかかわらず、食品などの品質・安全管理のためのトレーサビリティが注目を集め、生産ラインなどでバーコードや二次元コードをエラーなく、また同時に生産や流通ラインにも支障をきたすことなく、高速かつ安定した読み取りが生産や管理上のコスト削減につながる重要なテーマとなっている。

 同社ではこうしたニーズに対し、今回の新製品投入をはじめ、今年度末までに高速度対応の「Lector 620 ハイスピード」や、読み取りにくいDPMに対応する「Lector 620 DPM プラス」の2機種を発売する予定。

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位置決め用視覚センサ

対象物を止めずに制御、オムロンが実現


オムロンの「FQ-Mシリーズ」
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 オムロンは、カメラと画像処理をコンパクトに一体化し、高速ネットワークEtherCAT通信に対応する位置決め用視覚センサ「Sysmac FQ-Mシリーズ」を発売した。価格はオープン。

 従来、製造業ラインにおける位置決めアプリケーションは、対象物をいったん静止させ、画像処理によって位置情報を得て制御が行われていたが、近年は生産タクト向上のため、対象物を止めずに位置決めアプリケーションを行うニーズが高まっている。

 FQ-Mシリーズは、撮像時の対象物位置を特定するエンコーダパルスを直接取り込めるエンコーダ入力機能と、EtherCAT通信の搭載により、対象物が動いている状態で位置決め制御を実現した。

 対象物の座標値だけでなく、その撮像タイミングをエンコーダ値として取得し、これらの情報をEtherCATで後段機器に伝達でき、正確な位置情報を高速伝達し、高速で高精度な位置決め制御が可能。

 複数の対象物を高速かつ安定的に検出する形状サーチ機能を搭載。製造ラインにおけるピック/プレースのアプリケーションで、散在した状態の対象物を毎分5000個検出(同社実験データ)する高速性を実現。

 対象物の部分的隠れや照明条件の変動、大きさのバラつきなどの影響を受けずに検出できる安定性も実現。ピッキングミス削減に貢献する。

 FQ-Mシリーズの設定は、7月に発売した統合ソフトウェア「Sysmac studio」により、立ち上げなどを効率化する。

 各種設定のほか、センサ入力からマシンコントロールなど、装置設計に必要な各種プログラミングやネットワーク設定、モニタリングなどを1つのソフトウェアで可能にしており、顧客の操作習得時間を最小限に抑えるとともに、装置の管理が効率化できる。

 同シリーズと同社のマシンオートメーションコントローラ「NJシリーズ」とは、EtherCATで簡単に接続が可能で、接続するロボットコントローラの受信データ配列に合わせ、同シリーズの出力フォーマットを自由に変更できるプログラマブル無手順出力機能も搭載。コントローラとの接続が簡単に行える。

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スワロー電機、成形ボビンを採用

中型単相/三相トランス、レヤーレス巻き実現


スワロー電機のレヤーレス巻きトランス
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 スワロー電機(大阪市東住吉区桑津2-6-32、TEL 06-6719-8100、河原実社長)は、中型単相/三相トランスで、独自開発の成形ボビンを採用した新型トランスを発売した。

 成形ボビンを採用することで、層間紙を入れなくても完全整列巻線が可能となり、コイルのレヤー紙巻からレヤーレス巻きを実現した。

 これにより、導体熱が直接伝わり放熱効果が向上するとともに、大幅な小型・軽量化にもつながる。

 さらに、コイルの上下面の線輪間を完全に覆う形状で、ホコリやごみ、湿気などからコイルを守り絶縁不良などの事故を防げる。

 三相トランスのレヤーレス化は業界初で、同社ではUEW、PEW(丸線)を使用する製品では、特殊品を除きボビン化した。

 単相トランスは5kVA、三相トランスは15kVAまで成形ボビン化する。

 同社は、ねじアップ式トランス用端子台、同端子台を備えたトランスで昨年特許を取得しており、同社のトランスの高機能性があらためて実証されている。

 同端子台の採用で、保護カバーやねじの取り外しや差し込みの必要がなく、作業時間は従来の約5分の1に短縮できる。

 また、LED表示付きトランスも発売しており、通電時にLEDが点灯し通電状態を通知することで好評を得ている。

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部品供給を自動化

三菱が整列ロボシステム、来年中に商品化


三菱の部品整列ロボットシステム
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 三菱電機は11日、様々な形状のバラ積み部品をパレット上に整列するロボットシステムを開発した、と発表した。今後、同社の生産設備で検証し来年中に商品化する。

 セル生産システムが普及する電子・電機業界の省人化、コスト削減へ、従来の人手やパーツフィーダーによる部品供給に代わる新しい自動部品供給方法として提案していく。

 国内製造業は、少子高齢化・労働力の減少とグローバルなコスト競争の中で、自動化ラインの変種変量対応力とセル生産の柔軟性を併せ持つ次世代自律型セル生産ロボットシステムの導入が急がれている。同社はこれまで、生産機種の切り替え迅速化、長時間無人運転など組立工程の共通課題を解決する技術を開発、搭載ロボットを発売しているが、さらに今年3月に自動化の困難なケーブルなど柔軟物を含む組み立てロボットを発表している。

 これら組立工程のロボットに加え、今回、組み立て前工程の部品供給ロボットの開発により、部品供給から組み立てまで一連の無人化・自動化が可能となる。

 部品供給は多様な部品の認識など困難なことから、パーツフィーダーか人手に頼っている。

 新開発のロボットシステムは、部品を「つまめる所を探す」「姿勢認識」「姿勢変更」「パレット上に整列」の各ロボットで構成されている。部品を取り出してから姿勢を認識することで、整列処理を単純化・高速化できた。人でしか整列できない複雑な形状の部品も取り扱える。また、取り出しに特化した3次元センシング技術を開発し、ロボットハンドがつまめる所を確認し最速約3秒周期で取り出せる。

 扱う部品が変わるたびに部品の3次元形状を登録する必要がなく、初期設定も容易であることも特徴。

 新ロボットシステム導入の投資対効果について、同社の試算では、製品の部品点数が9個以上の場合、パーツフィーダーを利用するより有利になるという。

 また、セル生産ラインの生産機種の切り替え時は、ロボット制御プログラムの変更で対応でき、パーツフィーダーのように、専用冶具を作り直すなどの手間や時間を省ける。

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