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回復基調に入ったPLC市場

半導体・液晶製造装置、社会インフラ向けで拡大

 PLC(プログラマブル・コントローラ)の市場が回復基調に入ってきた。国内ではリーマンショック後低迷していた設備投資が、半導体・液晶製造装置を先頭にして急速に回復し、海外も中国をはじめとした新興国での自動車関連や社会インフラ投資、環境・新エネルギー関連需要などに支えられ堅調な推移を見せている。さらに、PLCの需要裾野の拡大も顕著で、市場拡大の底支えになっている。製品的には、小型・高機能化と処理スピードの高速化、さらにはイーサネット通信への対応などが意欲的に取り組まれている。また、C言語対応のPLCも浸透しつつある。2009年は大幅な減少となったPLC市場であるが、こうした市場の変化、より使いやすい製品の開発などもあり、再びピーク超えを目指した展開が予想される。

 詳細記事つづく....

( オートメレビュー特集から抜粋、詳細解説記事は本紙をご参照下さい。新規の購読お申し込みはこちらから-->)


PLC…主要各社の重点製品

●東京電気技術工業 小型ボードPLC「MT-30E」
●横河電機 組み込みマシンコントローラ「e - RT3」
●三菱電機 汎用シーケンサ「MELSEC-Lシリーズ」
●ワゴジャパン 小型コネクタ「733シリーズ」
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■東京電気技術工業 小型ボードPLC「MT-30E」

 イーサネット通信に対応

tdg 電気・電子・コンピュータ応用自動制御総合メーカーの東京電気技術工業は、特定用途向けASIC開発、アナログ・デジタルボード受託開発のほか、オリジナル品PLCボードMTシリーズ、ラダー変換ソフト「LtC Soft」を製造販売。

 コストダウンを目指す機械や設備メーカー、セットメーカー、鉄道、上下水道など社会資本整備関連など幅広い分野で好評である。また、遠隔監視システムの受注開発にも注力している。

 PLCボードMTシリーズのうち、MT-30Eは外形145×90ミリの小型ワンボードながらI/O各32点を標準装備。

 イーサネット通信は固定バッファに対応し、ラダープログラムで通信制御ができる。

 同社製ラダー変換ソフトLtC Softとツールを使用することで、便利で経済性も高まる。

 その利点は、(1)他社製ツールで作成したラダープログラムを動作させられる、(2)既存のラダープログラムの使用ができ簡単に市販PLCをMT-30Eに置き換えてコストダウン、省スペース化、ブラックボックス化が可能、(3)シリアル通信は三菱専用プロトコル形式4と5に対応するほか、ラダープログラムで制御する無手順プロトコルに対応?などがある。

(http://www.tdg-net.co.jp/)

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■横河電機 組み込みマシンコントローラ「e - RT3」

 画像データを自動で処理

yokogawa 横河電機は、レンジフリーコントローラ「FA?M3R」、組み込みマシンコントローラ「e-RT3」、ネットワークソリューションコントローラ「Xancia」などを販売している。

 FA-M3Rは、シーケンスCPUモジュールにトリプルプロセッサーを搭載、ラダープログラム20Kステップ/1msの高速命令と1台2役のセンサーコントロール機能による高速処理、更に高速接点モジュールで入力応答時間10sと高速化を実現している。一方、e-RT3には2・0マシンビジョン・ソリューションを付加した。

 CPUモジュールに、リアルタイムOS上で動作する画像処理ソフトウェアとして高い評価を得ている「HALCON」を搭載することで、画像処理ソフトウェアを搭載したパソコンや、独自のプログラム開発を不要にした。

 これによって、組み込みコントローラだけで、機械制御と画像処理を行うことができるようになった。

 さらに充実したモジュール群との構成で、カメラから取り込んだ画像データを自動で処理可能。

 また、モジュールは、画像取込機能、画像処理機能、位置決め制御機能、モニタ表示機能の4つの機能がリアルタイムOS上で動作する。

(http://www.e-RT3.com)

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■三菱電機 汎用シーケンサ「MELSEC-Lシリーズ」

 導電性と腐食防止で高い信頼性

mitsubishi 三菱電機は、PLCのトップメーカーとして、製品力と営業力の強みを活かした展開でシェアを上げている。

 機種は中大規模制御向けに適したQシリーズと小規模制御に適したFXシリーズに加えて、昨年12月からは搬送装置や一般産業機械などの中規模の制御に適した新製品「MELSEC-Lシリーズ」を発売。

 Lシリーズは、CPUユニットに、スイッチやセンサなどを接続するための入出力、位置決め、カウンタ、ロギング、ネットワーク(USB、Ethernet、CC-Link)などシーケンサシステムで必要とされる基本機能を標準装備することで、CPUユニットと電源ユニットだけの最小単位でシステム構築ができる。しかもベースレス構造を採用しており、ユニット拡張時には必要なユニットを必要な分だけ接続するだけで済み、制御盤内の省スペース化と自由度の高い設計が可能。

 CPU(高機能タイプ)は、基本演算処理能力が9・5ns、プログラム容量260kステップとQシリーズと同等の高速・大容量を持ち、高コストパフォーマンスを誇り、さらに、SDメモリカードスロットを標準装備することで、CPU内のデータバックアップやリストアができる。

(http://www.MitsubishiElectric.co.jp/melfansweb/)

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■ワゴジャパン 小型コネクタ「733シリーズ」

 センサ中継を圧着なしで可能に

wago ワゴジャパンは、端子台・コネクタ、I/Oシステム、差し込みコネクタを3本柱にして品ぞろえしている。

 このうち好評発売中のマルチコネクション「733シリーズ」に取り付けできる指操作用レバー「733-130」を追加発売した。

 センサ線の中継は線が細く作業がしにくい上、現場結線などでは圧着端子や専用工具がないと作業ができないといった問題がある。コネクタにはケージクランプスプリングシステムを内蔵しており0・08〜0・5sq/AWG28-20の電線範囲に対応。指操作レバーを使用すれば電線先端をむくだけで簡単にダイレクト結線でき、センサ交換時などでも端子や工具の心配が不要で、ダウンタイムの削減に貢献。レバーは取り外し可能で、セットに1個あれば極ごとに順次付け替えて作業ができる。

 また、レバーがなくても小型のマイナスドライバがあれば離結線できる。結線後はゆるむことがなく、振動や衝撃にも強く長期間メンテナンスフリーを実現する。小型設計により、省スペースで狭い場所にも使用できる。

 オプションで用意した引き止め用ストレーンリリーフは、電線をケーブルタイで固定可能。また、コネクタ同士の外れを防ぐロッキングデバイス付きタイプもある。

(http://www.wago.co.jp/)

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評価高まるFA用コンピュータ

工場から社会インフラ設備まで幅広い需要

 FA(産業)用コンピュータは、厳しい使用環境条件においても信頼性が高く、長期的に安定供給されるコンピュータとして、装置のコントローラから生産設備の情報収集端末まで、幅広い用途に使われている。FAパソコンとパネルコンピュータを合計すると国内の市場規模は2008年で350億円、09年は300億円前後と推定されている。今後は、産業界におけるOSの遷移などが緩やかに進むものと予測されている。また、地球環境問題への取り組みや、各種ベンダーなどとの協業で新しい価値を持った製品が市場に登場してくる可能性も秘めている。

 詳細記事つづく....

( オートメレビュー特集から抜粋、詳細解説記事は本紙をご参照下さい。新規の購読お申し込みはこちらから-->)


FA用コンピュータ…主要各社の重点製品

●アドバンテック 「I/OモジュールタッチパネルPC」
●コンテック 「BTOパソコン Solution-ePC」
●東芝 産業用コンピュータ「FA2100SBモデル300/200」
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■アドバンテック 「I/OモジュールタッチパネルPC」

 各基本モデルを厳選

advantec アドバンテックは、産業用オートメーション及びeプラットフォーム向けソリューションのプロバイダーとして世界18カ国、39拠点で製品供給とサービスを展開。

 日本では組込用CPUボード、産業用コンピュータ、I/Oモジュール、データ収集モジュール、産業用ネットワーク製品、タッチパネルPC、小型ファンレス組み込みPCのハードとソフトウェアを海外ネットワークと連携し提供。

 産業用パソコンでは、BTOシステムソリューションが注目されている。

 FA業界で特に要望の多いAOI・画像検査装置、装置組込、リモート監視、検査装置の4カテゴリーのアプリケーションに絞り、各基本モデルをラインナップ。

 基本モデルはマーケティングにより最適なスペック・形状・サイズを厳選しており、オプションも豊富にそろえCPUやメモリ、ストレージの構成を自由に選べる。CCC認証対応モデルを多数用意するのも好都合。

 ユーザーは開発負荷の軽減、時間の短縮、コストダウン、先端システム構築などが可能となる。

(http://www.advantech.co.jp/)

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■コンテック 「BTOパソコン Solution-ePC」

 顧客要望に即応のカスタム

contec パソコン周辺機器/産業用パソコン/ネットワーク機器総合メーカーのコンテックは、産業用パソコンで組込用コンピュータ、FAパソコン、BTOパソコンの幅広い製品陣容を誇り、ユーザーが求める最適な機種を提供して好評を得ている。

 豊富な製品により、ユーザーは「省スペース」、「耐環境性」、「拡張性」、「カスタム」などの主目的に合わせて購入できる。

 産業用途向けBTOパソコンSolution-ePCは、丈夫なスチールシャーシ、長年の経験と実績をもとに厳選したパーツでセットアップしたカスタムPC。

 ユーザーは要求するこだわりと個性にぴったりのPCを購入できる。また、メニューセレクト済みの標準在庫モデルも用意し即納にも対応できる体制が整っている。

 こうした特徴から、工作機械、産業ロボット制御、検査装置、製造装置、生産ラインモニタ、防災・ビル管理、セキュリティ機器、ラボラトリ関連、画像処理、医療系分析装置、放送機器・設備、気象・環境計測、飲食店POSなど幅広く使用されている。

(http://www.contec.co.jp/)

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■東芝 産業用コンピュータ「FA2100SBモデル300/200」

 UPS機能内蔵で停電時も安心

toshiba 東芝は産業用コンピュータとして、ラックマウントタイプ、デスクトップタイプ、スリムタイプ、ボックスタイプ、コンパクトタイプ、エントリーモデルなど用途に応じて選択できる業界トップの幅広い品ぞろえを誇る。

 このうち、新製品のUPS機能を搭載した産業用コンピュータ「FA2100SBモデル300/200」は、停電発生時の連続運転継続、OSのシャットダウン、シャットダウン中の停電時にも確実に自動再起動ができる。プロセッサにはインテルのCore 2 Duoを搭載。24時間連続稼働を前提とした高信頼・長寿命部品を採用し、ディレーティングを考慮したハードウェア設計となっており、過酷な使用環境にも耐える。

 さらに、販売開始後の5年間の製品供給、製造中止後7年間の保守など最長12年間の長期使用が可能で、オプションで3年間保守の延長など最長15年間安心して使える。

 そのほか、USB2・0×6ポート、ギガビットイーサネット×2ポートを装備、マルチモニター対応やRAS機能の搭載、ホットスワップ対応ミラーリングディスク搭載可能などの特徴を持つ。一方、産業用コントローラ「ユニファイドコントローラnvシリーズ」もラインアップ。

(http://www3.toshiba.co.jp/sic/)

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